Quantcast
Channel: Layer8 »ポート
Viewing all articles
Browse latest Browse all 3

ポートスキャンを簡単に行えるソフト「Port Scanner」

$
0
0

Port Scannerはポートの状態を確認するためのポートスキャンを非常に簡単に行うことができるソフトです。

ポートスキャンは文字通りポートをスキャンすることなのですが、ここでいうポートとはネットワーク通信上の受付口に当たるものです。具体的にはTCP/IPを用いた通信における情報の受信(送信)口のことで0-65535まで番号が振られています。通信の種類(Webサイトの閲覧・メール受信・HTTPS通信)によってどの番号のポートが振られるかは決まっています。この各ポートが使えるかどうかを一通り調べるのがポートスキャンといわれるものです。

さて今回紹介するPort Scannerではポートスキャンを非常に簡単に行うことができます。早速使ってみます。

まずソフトを起動します。このときこのソフトの開発元のホームページが開きます。起動するたびにページが開くので、面倒ではありますがその都度閉じるしか対策はありません。

起動画面を見てみます。

①IPアドレスが表示されます。現在使用しているIPアドレスを入力します。IPアドレスが分からない場合は株式会社シーマンのページに使用中のIPアドレスを表示してくれるページ(http://www.cman.jp/network/support/go_access.cgi)があるので利用してみると良いかと思います。

②スキャンする予定のポート番号が表示されます。番号を入力することで検索するポートを増やすことも出来ます。基本的には検索したいポート番号を入力し、各番号はカンマで区切ります。例えば1,2,5,23,87,444,2311というように入力します。また、ある特定の範囲のポート番号を検索したい場合は「最初の番号-最後の番号」というように入力します。例えばポート番号35から332まで検索したい場合は35-332と入力します。

③チェックを外すと検索結果に利用できなポートが表示されなくなります。

IPアドレスとポート番号の設定が終わればScanをクリックします。

するとスキャンが始まります。スキャン速度は結構速いですが、間違ったIPアドレスを入力した場合はかなり遅くなるので注意しましょう。しばらくするとスキャンが終了します。

このように検索した各ポートに関して、左から順にIPアドレス・ポート番号・そのポートの利用の可否・割り当てられた通信の種類・その通信の種類に関する説明、が表示されます。

これでどのポートが利用可能なのかを確認することができます。

以上がこのソフトの概要になります。いかがでしょうか?簡単に、しかもスピーディーにポートスキャンが行えるので中々優れたソフトだと思います。ただ起動するたびに開発元のホームページが開くのは、結構煩わしいです。また、開発元の別のソフトの広告が画面上部に表示され、これもまた煩わしいです。これらの余計なものが無くなれば素晴らしいソフトになるのではないかと思うのですが、フリーソフトなので難しいでしょう。

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 3

Latest Images

Trending Articles





Latest Images